「小企業のあり方」 と銘打った愚痴

”小”企業の抱えるジレンマ

世界は大きい会社を中心に動いている。それも、とてつもない大きな会社を中心に。

大企業の方針に、ほとんどその他の企業はついていかなくてはいけない。

大企業が作った新製品、新サービスを世に広めるため、協力することを求められる。

 

その反面、それらの新製品、新サービスを提供することが、自社の営業範囲や能力を超えていることを求められるように感じることもある。

 

つい最近、同業の会社が集まる、製品のweb勉強会があった。

自社の営業にとってすごくプラスになった、とも言い難かった。

というのは、その内容が、

 

超大企業が、大企業やお金持ちを相手に自社の製品を売り込むための戦略や製品を紹介するものだったから。

  • こういう新製品をこの前から発表していますよ。使ってくださいね。
  • 自社独自の保証システムもあります。これに登録してもらえれば、全国どこでもお客様に安心していただけるサービスを提供できますよ。

 

うちで扱う製品は、本社が海外にある、超大企業のものがメインだ。

その超大企業の日本支社の人が、自社の新製品の魅力や優位性について、web会議で語る。

超大企業が今売りたい製品を広めるための勉強会、というわけだ。

 

たしかにそれらの商品をメインに扱えれば、そのサービスを活用できれば、もっと売上を伸ばしていけるのかもしれない。ただ、今のうちのスタイルには正直あっていない。

うちにはその商品を扱える設備がない、そのサービスを活用するほど、大会社を相手にしているわけでもない。

 

熱量の差、というか、今見ているものの差、というか。

見ている市場規模が違うな、というか、見ているお金の額が違うな、というか。

webだから、圧力が弱まっている感じはあるが、もしこれがどこかに集まってのセミナーとかだったら、圧がすごかったりするんだろうな。

そんなことを思いながら勉強会を聞いていた。

……

………いや、これじゃ参加した意味がない。

こんなことを言っているだけじゃ、ひがんでいるだけの落ちこぼれくんじゃないか。

話の中の自社に活かせる部分は抽出して、社内で共有しよう。 。

 

 

結局、無理に追従しなければいいというだけの話

そう、そうなんだよ。無理に大企業の進めるものに乗っからなくて良いんだ。

え?開き直ってるだけじゃないかって?はい、そのとおりです。

 

うちは、その大企業の製品を扱っている、というだけ。

別にその大企業の子会社でも、フランチャイズでもないわけで。

うちの在り方はうちで決めればいい。

それだけのことだ。

 

個人もそうだけれど、身の丈に合わないことをするとつぶれてしまう。

それは現状で満足しきって何もしないことではない。

少し上を目指して努力することは大切ことだ。

少しの成長の積み重ねが、時間をかけて大きな成長を作るのだ。

 

自分が、会社が、できることを過不足なく把握し、その中で少し成長できることに取り組む。

頑張るぞ!”小”企業!